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音楽の館 2  コム

JONI MITCHELL
/SHADOWS AND LIGHT

コムと書くと.comを連想されるだろうか。僕が若い頃、今でもそうだけど、コムと言えば聴き込む、作り込むなど、繰り返しの作業で微妙な差異を見つける作業を指した。表現者には重要なことだった。ジャズは特に抽象的な音楽故、アドリブを聴き込み、歌えるくらいにならないと、自分のものにしたとはいえない。最初からこれ好きと思えれば、聴き込みも辛くないが、これのどこがいいのかわからんという曲を聴き込むのは辛い。しかし、ある一瞬を通り超えると名曲に聞こえてくることがあるから不思議である。

以前、ダニー・ハザウェィの「ライブ」をライブ盤ベストスリーの一枚として紹介したが、このアルバムもそれに入る。それぞれ1000回以上は聴いているな。DVDも出ているから情景が浮かんでくる。JONIの長いミュージシャン歴の中で、ジャコ・パストリアスと交際していた時期が一番好きだ。ただし、ジャコのこのライブでのソロアドリブは頂けない。最初に出たアナログもCDもそれはカットされていた。パット・メセニー、マイケル・ブレッカー、ライル・メイズ、ドン・アライアス。ドンのドラムが当時弱いなと思っていたが、この人はマイルスとも共演歴がある。このメンバーだと表に出るドラマーでは合わないから正解だったのかも。ジャズとフォークとロックの限りなく美しい融合のアルバムである。

モンプチ展はじまりました

トラネコボンボンの「記憶のモンプチ」展が始まり、はや、一週間経とうとしています。

気合いを入れ直して始めたブログのいきなりの長いインターバル、そしてモンプチ展のご挨拶・ご報告が遅れましたこと、重ねてお詫び申し上げます。

そしてこの週末明けに、3.11を迎えます。はや、2年経ちました。

料理人中西直子(なちお)さんが、「記憶のモンプチ」と題した動物の画をブログ上に毎日一画アップし始めて2年近くになります。きっかけは震災後の友人の活動でした。

震災後に多くの人が感じた空虚感、ちっぽけな一人の人間に何ができ、被災地の支援にどのように関われるのか。また今回の反省を受け、どうしたら世の中を良くして行けるのか・・・持続すること繋がることとはどんなことなのか。

被災しなかった誰もが震災後に感じたことは、そのまま自己のアイデンティティーを問うことでもありました。

今回のモンプチ展では、中西なちおさんが約二年間描き溜めた動物たちの画が約700点、時系列に展示されています。

吹き抜けの土間の壁面から始まって、口の間に立て掛けられた伊勢型紙を作るのに使われた板に続き、廻り廊下のガラス戸へと続き、お茶室の手前の窓に貼られた、毎朝追加される今日の画で終わっています。

一日一画のこの物量を一通り見て、言葉を読んでいったとき、色々なことに気づかされます。

二年間という時間の堆積、同じ時間を誰もが過ごしてきて今があること、ここにも、被災地にも。

時間が目に見える形と量で示されたとき,持続されたものを時系列で追ってきたとき、その大きな力に驚かされます。

そして、想うこと,続けることの尊さ(出来ない自分へのやましさも含めながら・・・)を、痛切に感じるのです。

それぞれが過ごしてきた二年間の、その時々に思いを馳せながら、また一画一画をクスッと笑ったり、心を静めつつ読み進み、動物たちの世界、なちおさんのセンスを楽しみ、感心しながらも、なちおさんにとっての「できること」を自分に重ねて、「私にできること」を前向きに発見するきっかけを頂けるように思います。

「ブログ」という形で何時どこでも何回でも、誰もが享受できる形の「記憶のモンプチ」。その原画はどの画もたった一つで、いまここ多治見に、限定された2週間の間しか、見ることは出来ません。是非そのたった一つの原画たちを、二年間を一堂に会した展示を見にいらして下さい。

なちおさんがモンプチを始めるきっかけとなった友人でいらっしゃる原田郁子さんのライブが、3.11とその前夜に行われます。既にご予約頂いておりますが、どうか楽しみにお出かけ下さいませ。いま、という時を皆さんで分かち合えましたらと思います。そして大きな力となれば・・・。

音楽の館 1


再結成モノは先ず買わないんだけど、これは買っちゃった。ロックのドラマーではジョン・ボーナムが一番好きだったから、亡くなって息子が叩くとなれば、新局面でもあるかと期待した。
ジョン・ボーナムのドラムの特徴は、溜のある重い音とバスドラのタイミング。
腕も太かったが、スティックも太かった。アスリート系ドラマーはジョンとジャズのエルビン・ジョーンズ、最近ではバトルズのドラマーだ。自分が非力系だったので無い物ねだりで憧れた。
それで息子はどうだったかというと、親父を超えてはいなかった。癖のあるミュージシャンが減っているのはどうしてだろう。

改めまして、宜しくお願いいたします

2010年3月に「ブログを始めます」とご挨拶して以来、一度の投稿もないまま3年近くの月日が経ってしまいました。誠に申し訳ありません。それ以前の百草だよりといい、なんとお詫び申して良いやら。今後緩やかなペースでも、とにかく実行に移すこと、はじめることが大事と思い、ご挨拶の前に投稿をさせていただきました。三度目の正直と申しますが、楽しく努力して参りますので、改めましてどうかお付き合い宜しくお願い申し上げます。                                安藤明子

冬じたく展「minä perhonenのコート」

冬じたく展も今週末までとなりました。落ち葉も八割方落ち、もうすぐ冬枯れの景色が待っています。今年は残暑が長かったせいか、多少の寒さは心地よいくらいでしたが、ここ数日の間に冬らしく、いよいよコートを羽織りたくなる寒さとなってきました。色とりどりの,刺繍や織りなど生地に文様に趣向を凝らした一点一点は、裏地、ボタン、袖口や袖丈、パイピングや細かな始末に至るまで、見事にデザインされ、そこにはストーリーがあり、まるで立体の絵画を見るようです。そしてどこか懐かしい、古き良き時代の、丁寧に一点一点オーダーメードで仕立てられた母の時代のお誂えのコートを想起します。そんなコートを羽織ったとき、心は温かく素敵な気持ちに満たされます。

一生もののコートとの出会いはありふれたことではなく、希有なことです。そしてここ百草に色とりどりの美しいコートが揃うのも希有なこと。週末までではありますが、一生ものの冬のパートナーと出会いに、是非いらしてくださいませ。

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